ラブコメ界にて覇道を突き進む史上最高傑作の本作。
何が楽しいって、ラブコメ特有のイライラが消えてニヤニヤだけ残っている所なんですよ!!
なぜに僕は本作を愛してやまないのか。ネタバレ抑え気味で話していきましょう!
かぐや様は告らせたいのココがいい!
ストーリーに入る前に良い所をババンと言っていきましょう!
- 主人公の会長が他の女性になびかない
- ハーレム展開になっていない
- 会長はヘタレながらも努力で急成長する
- 会長が要所要所でかっこよく締める
- 嫌味な人間がいない
まあ、ほっとんどが会長のおかげなんですけどね。会長かっこいいんだもの。
もちろん他の登場人物も最高ですよ。まあ、それは後々話していきましょう。
優柔不断でモテモテな主人公ではない!それが嬉しい
ラブコメっていうと、
- 複数のヒロインを用意して
- 全員からなぜかモテて
- しかもなぜか主人公がそれに気づかない
というハラワタが煮えくりかえりそうな展開が多いです。
普通ならまず性格の違う女性全てからモテるわけねーだろ!
そもそも勘違いしやすい男が気づかないってなんでやねん!!
と、漫画に全力で憤っていた過去を白状します。
そういう意味だと主人公が最初から1人の女性を好いてる展開は良いですよね。
主人公がぶれないってのがラブコメに求められてると思います。ハーレム全否定ですけど。
似た作品として、河合荘やヲタクに恋は難しいも良いですよね。
ヲタクに恋は難しいに関しては、くっついてからの物語ですけども。
話を本作に戻して、会長に明確な好意を持っているのはかぐや様だけなんですね。
書記や早坂は友情までと言ったところでしょうか。このままでいて欲しいもの。
書記にいたっては「付き合うのを想像するとぞっとする」と言っているので、しばらくは大丈夫でしょう。会長かわいそう。
シリアスシーンは会長の独壇場
ラブコメでシリアスは劇薬とも言えます。
嵌れば登場人物の魅力は増しますが、臭すぎてダメになるパターン。
そんな危険なシチュを見事に成功させています。素晴らしいの一言。
王道展開で、登場人物ごとに闇を抱えていますが、それを会長が救っていきます。
- 花火大会でかぐや様を
- 生徒会総選挙でミコを
- 体育祭で石上を
かんっぺきな立ち回りです。会長のカッコよさがたまりません。
更に良い点として、会長は1人では解決しません。
周囲を巻き込んで救う様は会長にふさわしいカリスマと言えるでしょう。
主人公のキャラクター性は漫画の人気に直結します。
ラブコメで人気の作品はどれも主人公がかっこいい。
個性豊かな楽しい仲間たち
ラブコメでは愛の障壁として、ライバルが存在します。
その登場人物が嫌な奴だと目も当てられません。
しかし、本作でそんな登場人物はいません。
会長とかぐや様の関係をみんなが応援しています。(本人たちは否定してるけど)
書記の会長への罵倒も愛があります。母性すら感じます。
変な癖も無くて、受け入れやすいんですよね。
特に裏主人公の石上に共感する読者は多い模様。僕もです。
登場人物の人間模様が1人1人の個性を引き出す
本作は様々な登場人物の思惑が絡み合っています。
- 会長に対して、母親代わりの書記
- 会長に対して、弱みを見せまくるかぐや様
- 石上に対して、言葉のDVを受け続ける書記
- 石上に対して、頼れるお姉さんのかぐや様
こうすることで、登場人物の性格を様々な角度から見ることが出来ます。
一粒で二度おいしい。そんな魅力が本作にあるのです。
7巻からは生徒会にミコちゃんも加わり、人間模様は更に複雑化していきます。
更に登場人物の深堀もされるので嬉しい限りです。
本作は登場人物が増えても、前の登場人物を潰すことはしません。
むしろ前の登場人物を更に魅力的にしていきます。なかなか無いですよ、こんな作品。
笑いのツボも完ぺきに抑えてくる
ラブコメの「ラブ」は言うまでも無く、コメディも完璧です。
特に書記との特訓シリーズや石上登場回はハズレ無しとまで言われています。
メインの会長・かぐや様のイチャコラも素晴らしく、納得の人気漫画と言えるでしょう!!
こればっかりは言葉では伝えようがありません。絵のインパクトも凄いので。
ああ、こんな学生生活をしたかったなとしみじみと思う次第です。
まとめ
ラブコメ界の風雲児「かぐや様は告らせたい」
まだの方はぜひ1巻だけでも読んでみて下さい!
1巻では石上も出ませんが、会長・かぐや様・書記の物語だけで十分に引き込まれる事うけあいですよ!
1巻の表紙はクールですが、中身はアホです。(誉め言葉)